小繋事件、ご存知ですか?
10月27日に予定している
勉強会の案内にも記しましたが、小繋事件は、岩手県一戸町小繋地区で、約60年にわたって争われた入会権訴訟事件です。1966年に最高裁判決が下ってから、マスコミで取り上げられることも少なくなり、若い世代の間では、「小繋事件???」と思われる方も多いようです(小繋事件略史は
こちらを参照)。
小繋事件をめぐっては、たくさんの本がでています(絶版になっているものが多くてザンネンなのですが、、)。本を読んでいると、あいあいネットが関わってきたインドネシアの山村のこと、弁護士として村人の権利擁護にあたっているヘダールさんのことが彷彿とされてきます。
今、小繋の方々はどう暮らされているのだろう? 小繋事件に関わってこられた方々は・・・?
いつか一度お訪ねすることができたら、と思っていたところ、「
コモンズ研究会」の山本早苗さんたちが企画されたエクスカーション(小旅行)という形で、小繋集落と岩手大学に設置された「小繋事件文庫」訪問が実現しました。
このエクスカーションの受け入れにあたってくださった方の一人が、今度の勉強会でお招きする早坂啓造先生。岩手大学に「小繋事件文庫」を設置すべく奔走され、岩手大学退官後も記録の保存に走り回っておられます。早坂先生、お会いする前から、あいあいネットの活動に注目してくださっていて、ある資料集に次のように記されています(ちょっと長いですが、そのまま引用しますね)。
「実は、入会の歴史を見ると、明治以来、近代化・成長の嵐のような進展の中で、『遅れた制度』・『前近代の遺物』・『邪魔もの』として異端視され、制度的に排除され、戦後の高成長の陰で、事実上ほとんど消えかかったのですが