いりあい・よりあい・まなびあいネットワーク(あいあいネット)事務局
169-0075 東京都新宿区高田馬場1-17-10 稲穂コーポ2A
Tel/Fax: 03-3204-1316 E-mail: i-i-net@zj9.so-net.ne.jp
Website: http://www.i-i-net.org/
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2007年05月31日

「地球緑化センター」から中スラウェシ調査報告会のお知らせ

「いりあい交流」担当の増田です。
以前のブログでもお伝えしましたが、本年2月に事務局の島上・増田はNPO「地球緑化センター」に協力するかたちで、インドネシア・中スラウェシを訪問しました。このたび、その報告会が「地球緑化センター」の主催で開かれます。残念ながら島上・増田は参加できませんが、調査をご一緒した蒲生康重さん(サザンクロスジャパン協会、財団法人 進化生物学研究所)がスピーカーとして報告されます。「あいあいネット」からは長畑が参加の予定です。ぜひ、ご参加ください。


Nature Seminar 「持続可能な熱帯林利用への地域社会の取り組み」

◆日時:6月8日(金)18:30〜20:30
◆会場:「丸の内さえずり館」(東京都千代田区有楽町1-12-1 新有楽町ビル1F、http://www.m-nature.info/event/index.html
◆スピーカー : 蒲生 康重 氏 、金井 久美子 氏 (地球緑化センター事務局次長)
◆申込制 40名/無料
◆申込み : 地球緑化センター
◆問合せ : TEL 03-3241-6450
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2007年05月24日

「火野山ネット」から連続講座のお知らせ!

「田んぼは水、山は火で蘇る。」

「いりあい交流」の中心メンバーの一人、今北哲也さん(滋賀県朽木在住)の名言の一つです。長年、山と火にこだわってきた今北さんを中心に、同様の関心を寄せる人々が集まり、「火野山ネット」というグループができました。

メンバーは、朽木の聞き書きをご一緒していた黒田末壽先生(滋賀県立大学)、山本早苗さん(関西学院大学)や、「いりあい交流」でお世話になった滋賀県椋川の是永宙さん、野間直彦さん(滋賀県立大学)などなど。あいあいネット事務局の増田・島上も参加しています。

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椋川での火入れの試み(2007/4/12)

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インドネシアでの火入れ風景(2005/9)
いでたちから道具までソックリ!

そんな火野山ネットが「くらしを照らすファイアーエコロジーの世界」と題した連続講座を企画。NPO市民環境研究所(京都)が毎年開催している「環境塾」として実施されることになりました(6月16、22、29日の3回講座)。京都市内での開催です。関西方面の方、ぜひ、いかがですか? 先着15名、申込締切は6月12日です!

詳細はこちら
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2007年04月26日

ビシャカパトナムでのNGOスタッフ研修報告(3)

ビシャカパトナムでの研修クライマックスは、日本から訪問したNGOスタッフら8名による、VVK(スラムのSHG=相互扶助グループ=連合体)のおばちゃん達へのフィードバックでした。今回の訪問で考えたことを、次の4点にわけて発表することになりました。

(1)VVKやSHGの何が凄いと思ったか
(2)何を学んだか
(3)何か提案はあるか
(4)もっと知りたいこと

発表は男性3名、女性4名それぞれのグループに分かれて行いました。

男性グループのキィワードは次の通りです。
(1)凄いと思ったこと→計画性
(2)学んだこと→情報の共有
(3)提言→家計簿、共同作業所、共同購入、事務所の暑さ対策
(4)知りたいこと→生産物流センター、トラブルと解決

女性グループは次の通り。皆さん、サリーを着せてもらっての発表でした。
1)凄いと思ったこと→学ぶ楽しさ、生かす喜び
(2)学んだこと→信じて分け合う
(3)提言→夢の共有
(4)知りたいこと→勧誘から加盟までのフォロー、農村部との連携、メンバーが緊急に資金が必要になったら。

Happyou.JPG

女性グループの発表




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2007年04月24日

ビシャカパトナム研修報告(2)

ビシャカパトナムに着いたNGOスタッフ研修一行を迎えたソムニードの和田さん、原さん、前川さん。最初に私たちが言われたのは「これから、この研修の間、使ってほしくない言葉があります」・・・そして「禁止用語」のリストが渡されました。

そこには、「貧困」「弱者」「エンパワーメント」「持続的開発」「住民参加型」「モニタリング」「コミュニティ開発」「PRA」「ジェンダー」「貧困削減」といった、開発援助業界に関わる人たちならほぼ毎日必ず使っているような言葉がズラリ。

私(コースリーダーの長畑)は「これは強烈先制パンチだな!」と感じました。我々が普段、その意味をあまり突き詰めずに、何となくわかったつもりで使っている言葉をもう一度考え直すこと。そして「業界関係者」ではなく、街や村の普通の人たちに通じる言葉を使うことの大切さ。

さて、和田師匠の次の質問は、「皆さん、ここビシャカパトナムで何を知りたいんですか」でした。続きを読む
posted by あいあいネット at 18:02| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | 地域づくりネットワーク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月18日

南インド・ビシャカパトナムでのNGOスタッフ研修

事務局の長畑です。3月27日から4月6日まで、インドに行ってきました。JICAが実施した「NGOスタッフ研修」のコースリーダーとして8名の参加者とともにアンドラプラデシュ州・ビシャカパトナムで活動するNGO・ソムニードを訪問しました。当会のメンバー、山田理恵も研修員として参加しています。またつい最近、「あいあいネット」マカッサルの松井和久さんも、ビシャカパトナムを訪問しています(このブログにも投稿済)。

ソムニードは現在、同地域でJICA草の根技術協力事業として、「都市近郊農村部の女性自助グループと都市スラムの女性自助グループの連携による新たな産直運動構築と自立のための共有財産創出(PCUR-LINK)」という活動に取り組んでいます。都市や近郊の貧困女性による自助グループ(SHG)およびその連合体(VVK)の育成を通じて、女性たちが自立的・主体的に自分たちの収入向上・生活改善や社会的な活動への参加に取り組んでいく動きを支援していこう、というものです。ソムニードの代表理事である和田信明さんは「あいあいネット」のよき理解者であり、そのコミュニティ開発への洞察力とファシリテーション能力は、私たちの「師匠」として様々な教えを「授かって」います。

その「和田塾」「ソムニード塾」に今回はフレッシュなNGO活動家たちを連れて乗り込もう、という今回の企画。どんな出会いや発見があったのか。詳しくは次回に。。。

Wada san hara san.JPG

研修参加者に語りかける和田師匠
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2007年04月13日

都会暮らしで考える〜地域って何?

あいあいネット事務局の長畑左樹子です。高田馬場の事務所で会計やその他雑多な仕事を担当しており、日本はおろか東京を離れることも滅多にありません。形の上では自分の住んでいる地域に根を下ろして暮らしているわけですが、問題は中身だなと常々考えています。

世界の地域づくりを仕事とする団体に身をおきながら、では自分はどうかというと恥ずかしいばかりです。そもそも東京のような都会の暮らしの中で、「地域」をどう捉えたらいいのかさえまだよくわかりません。しかし、それでも自分が今いる所から出発して考えないと、何を言っても何をしても絵空事になると思うので、自分の視界にあるものを良く見ることから始めたいと思います。

私の住まいは東京23区内の、400世帯余りが暮らす団地にあります。築40年を過ぎ、建て替えなど困難な問題も抱えていますが、建築当初に植えられた木々は大きく成長し、約46,000uの敷地は小さな森のようにも見えます。

sakura.JPG


春には満開の桜並木で花見ができ、夏には大木が木陰を作って猛暑を和らげてくれます。野生化した鮮やかなライトグリーンのオウムの群れも棲みつき(おそらく10羽以上はいるでしょう)、甲高い鳴き声に思わず見上げる人々の目を楽しませてくれます。
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posted by あいあいネット at 12:51| 東京 ????| Comment(2) | TrackBack(0) | 地域づくりネットワーク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月29日

ソムニード・インドへ行ってきました

松井@マカッサルです。3月18〜24日に、インド・アンドラプラデーシュ州ビシャカパトナムでJICA草の根技術協力事業「都市近郊農村部と都市部スラムのSHGの連携による自立支援事業」を実施しているソムニード・インドを訪問してきました。

あいあいネットはソムニードに日頃からお世話になっているのですが、今回は活動の様子を見させてもらうと同時に、ソムニードのブログの立ち上げとスカイプのセットアップのお手伝いもしてきてしまいました。

ソムニードのブログは、こちらからご覧ください。笑いと涙の名調子、PCUR-LINK便りのバックナンバーがPDFファイルですべて閲覧できます。
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posted by あいあいネット at 09:04| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | マカッサル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月17日

インドネシア・中スラウェシ、山村での調査と交流 (その3)

「いりあい交流」担当の増田です。
前回に引きつづいて、先月に出かけてきましたインドネシア・中スラウェシの山村訪問記の後編(マレナ集落)をお伝えいたします。


マレナでも、焼畑を中心に集落付近を廻りました。マレナの焼畑ではちょうど稲の収穫の時期で、新米をごちそうになりました。hasil gotonroyong.jpg
谷間に位置するマレナでは、河岸にわずかながらも水田があります。じつは、多くの世帯では2001年まで水田で稲作をしていました。しかし、2001年の大水で灌漑施設が破損。自分たちの力では修復できないほどの大きな被害だったそうですが、政府による対応はいまだにありません。そのため、水田に水を引くことができなくなり、かろうじて天水を引くことのできる2世帯だけが水田耕作を続けています。その他の水田用地は放棄され、一部はトウモロコシ畑に転換するとのことでした。水田耕作のできない世帯は、焼畑での陸稲耕作に回帰しています。
narik kabau.jpg
トウモロコシ畑に転換される元・水田地





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posted by あいあいネット at 10:40| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | いりあい交流 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月10日

インドネシア・中スラウェシ、山村での調査と交流 (その2)

事務局の増田です。
前回の島上さんからの投稿(3/2付)に続いて、インドネシア・中スラウェシ州のトンプ集落とマレナ集落の訪問の様子をお伝えします。私にとって、両集落どころか、スラウェシ島を訪問することさえ初めてであり、毎日が驚きと発見の連続でした。書きたいことは多々あるので、まず今回はトンプ集落のことについてお伝えします。
なお、今回の渡航は、NPO地球緑化センターの事業((社) 国際農林業協力・交流協会助成)にあいあいネットが協力する形で実現しました。


トンプ集落は、州都であるパル市から15キロメートルほどの近いところに位置していますが、標高800メートルから1000メートルほどの山の上にあります。ふもとの集落からしばらく山道を登ってゆくと、トンプ集落の境界となる地点につきます。パル市を含む平野部はサボテンも生えるほどに乾燥した気候なのですが、トンプの領内に入ると木々は深くなり、トンプの気候が平野部と異なることがわかります。1975年に下界へと移住させられたトンプ出身者が、気候条件のちがいを理由にふたたびトンプへと舞い戻ってきた理由がわかるような気がします。

bawah.jpgtompu_hutan.jpg
左は平野部の風景。灌木が多く、ときおりサボテンも見られ、やや殺伐としています。右はトンプの風景。木々の瑞々しい緑に囲まれています。

トンプ集落の中心的な生業は焼畑耕作です。急峻な斜面に開かれた焼畑では、陸稲を中心にトウモロコシやトウガラシなどのさまざまな野菜が栽培されます。焼畑の広さは、見たところせいぜい1ヘクタールあまりで、稲の収穫量は1年間の自家消費量に満たない状況です。不足分の米は、クミリ・丁字・カカオ・トウガラシといった商品作物からの収入で購入したり、政府からの定期的な援助米で補っているとのことでした。

ladang.jpg同じ焼畑で稲を連続して耕作することは稀で、多くの場合、翌シーズンは別の場所に耕作地を移します。耕作が放棄された場所は、植生の遷移とともにふたたび森へと戻ってゆきますが、その過程は植生の状態に応じて8段階にも分かれています。そして、休閑から10年ほど経過して「オマ」とよばれる段階になると、焼畑としてふたたび利用されます。このように焼畑耕作では森を循環しながら利用しています。

下生え刈りや森の伐採など焼畑耕作地での作業は、 労働交換によっておこなわれるとのことです。また、2005年には、下流集落の人びとがトンプ集落の領域内で木を大量に伐採し、売却しようとしたことがありました。そのときトンプ集落は、警察や政府に訴えるのではなく、慣習的な手段で作業の差し止めと罰則を伐採者に処しました。そのときに没収した材木で建てたのが、現在のバンタヤ(集会所)です。このように、トンプは、森を通じて強いまとまりをもっている印象を受けました。

ke ladang.jpg焼畑への道すがら、道脇の森や薮を指差して「昔はここに家があった」「この丘は墓地だ」などと話してくれました。私には木々の集まりにしか見えない森も、トンプの人びとにはさまざまな思い出の詰まった空間なのでしょう。




cacao.jpgそのいっぽうで広がりつつあるのが、カカオ栽培地です。同じ商品作物でも、クミリや丁字はそのほかの樹木と混ざって集落のまわりに植えられています。しかし、カカオは除草・施肥・剪定といった集約的な管理が必要で、通常はカカオに特化した栽培地が用意されます。カカオ栽培地が広がると、化学肥料や除草剤の使用が増えるばかりか、それまでの循環的な森の利用が変化してしまう可能性もあります。現代の生活では現金収入源は必要ですが、トンプらしい森との関わり方を活かしながら、それを現金経済に結びつけることはできないでしょうか。


私たちがトンプに上がる日、マフッドさんもバイクに乗り、トンプまで同行してくださいました。これまでにもお伝えしましたように、トンプ集落は1975年に森林区域(正確には”Tanan Hutan Rakyat”)に組み込まれ、そこでの居住が法的に禁じられたため、多くの世帯は別の地域へと移転せざるをえない状況にありました。しかし、移転先の生活環境に慣れることができず、もとのトンプ集落へと戻る人びとが徐々に出始め、現在では100あまりの世帯が暮らしています。これは「違法行為」でもあるのですが、マフッドさんは、この問題の解決に向けてトンプまで足を運んでくださったのでした。

peta.jpgマフッドさんによると、トンプは「古い集落(kampung tua)」としての文化的・歴史的に重要な意味をもつところであり、森林区域内の居住については特例として認められる可能性もないわけではないとのこと。しかし、 現在の制度下では、トンプ集落が単独村として独立するには世帯数が少ないというのです。さらにトンプ集落の話を複雑にしているのは、 現在のトンプ集落がふたつの行政村に分かれて組み込まれているということです。つまり、トンプのある小集落はA村に、別の小集落はB村に含まれているのです。マフッドさんは、これを整理することがトンプの居住地問題の解決にむけての第一歩だと話されました。

私たちがトンプ村を後にする前晩に、これについての寄り合いがおこなわれました。話し合いの結果、現在組み込まれているふたつの行政村から一方を選び、トンプはその一部となるのではなく、単独村としての独立を陳情してみようという方向に、ひとまず話はまとまりました。しかし、いずれにせよ、トンプでの居住が森林区域内の特例区として認められれば、「権利」と引き換えに「義務」が生じます。そのことをトンプの人びとはどのように考えているのでしょうか。また、寄り合いの場では、トンプのこれからを担うことになる若い世代の声が聞かれなかったのですが、彼らは一連の問題をどのように受け止めているのでしょうか。こうした新たな課題も含めて、具体的な動きは始まったばかりです。
danran.jpg


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2007年03月05日

スマイルりんく近況報告(+遅らばせながら勉強会兼PKPM報告会のこと)

あいあいネット事務局 「スマイルりんく」(日本とインドネシアの市民社会ネットワーク)担当の山田です。

「住民主体のコミュニティ開発をファシリテートする人材育成」に主眼をおき、研修や調査を行ってきた、インドネシアのJICA技術協力プロジェクト「市民社会の参加によるコミュニティ開発(PKPMプロジェクト)」。昨年12月に3年のプロジェクト期間が終了しました。このプロジェクトの経験を日本に伝え、海外協力やNGO・NPO関係者と共有することを目的として、先月現地コミュニティファシリテーターやローカル専門家が来日。あいあいネットでも16日に勉強会兼報告会を開催し、アットホームながら、熱い発表や議論が行われました。

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