2005年11月23日

インドネシアからの「ジャパンミッション」来日!

11月20日、インドネシアから6名のNGO活動家&政府関係者が来日しました。同国「市民社会の参加によるコミュニティ開発(通称PKPM)」というJICAプロジェクトに参加する人たちです。出身地は同国南スラウェシ州、南東スラウェシ州、中スラウェシ州、ゴロンタロ州、そしてジャカルタ。

JICA研修の一環ですが、PKPMでは受け身で研修を受講するのでなく、積極的に日本に「調査に行くんだ」という考えから「ジャパンミッション」と呼んでいます。「あいあいネット」の長畑が短期専門家としてこのプロジェクトに関わっている関係から、このミッションの受入に協力することになりました。

今週一週間は東京で「日本のNGO・NPO」「日本のコミュニティ開発」「地元学」「政府とNPOの協働」といったテーマでの講義が中心で、来週(28日〜)は神戸と滋賀を訪ねて地域活動・NPO活動の現場を視察・調査し、再来週(12月5日〜)は岐阜県高山市と白川村を訪れて(受け入れはNPO「ソムニード」)、地元に根ざした地域づくり・NPO活動のフィールドから学び、交流します。テーマは「NGO・NPOとは何か」「地域づくりにおける外部者の役割」「政府とNPOとの協働」「コミュニティによる自然資源管理や災害予防」などなど。

「あいあいネット」にとっては、同時に受入協力をしているJICA東京の集団研修コース「市民社会活動の促進とコミュニティ開発」とダブルでの研修となりますが、日本の地域で「住民主体の地域づくり」に取り組む人たちと、インドネシアで同様の試みをする現場の人たちとを結ぶべく、取り組んでいます。

なお、11月24日には、このPKPMジャパンミッション一行による「いりあい・よりあい勉強会」が開かれます。
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2005年11月22日

市民社会研修(大町2日目)

大町での研修2日目は、1日目とは一転して座学の1日となりました。

まず、郷土史家の伊東昇氏から大町の歴史について講義を受けました。100年前までは急流かつ水量の多い高瀬川は手がつけられる状態ではなかったこと、100年前に建設された発電所が今も稼動していること、第1次大戦時のドイツでの航空機生産を見ながら巨大なアルミ工場建設構想があったが終戦直前まで実現しなかったことなどを話していただいた後、戦後の大町は、アルミ精錬と電源開発で工業都市として発展し、アルミ大増産のための水利用と河川開発が進められたが、アルミ生産の衰退とともに大町も衰退し、原形を失った川や湖だけが残った、その自然の川や湖を取り戻そうという運動が現在のNPO地域づくり工房の活動につながっていること、などが話されました。

伊東氏の講義の後、寒さに耐えられない研修員を思って、NPO地域づくり工房の傘木さんがストーブのそばで、なぜ自分がNPOを大町で始めるにいたったかについて、話してくださいました。

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昨日に引き続き、500円払って700アルペン(地域通貨)をもらって、商店街で昼食となりました。中華料理店や昔からとんかつで有名な昭和軒などで楽しく食べました。

午後は、傘木さんによる「NPO地域づくり工房が目指すもの」と題した講演が行なわれ、昨日視察したくるくるプロジェクトや菜の花プロジェクトについての説明がありました。続いて、商店会長の吉沢さんから、地域通貨アルペンを導入するに至った経緯やアルペンに対する期待を語ってもらいました。地域通貨に関する講義の後、近くの塩の道博物館を見学、住民が集めて運営する博物館の展示物に研修員は興味深げでした。

(松井)

posted by あいあいネット at 07:27 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 地域づくりネットワーク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月21日

市民社会研修(大町1日目)

大町での研修1日目です。

朝から視察盛りだくさんの1日となりました。

まず、今回の研修をアレンジしていただいているNPO地域づくり工房の事務所を訪問して挨拶し、くるくるプロジェクトの一環として、水路の水を利用して小型水力発電を試みている川上水力と駒沢水力を訪問しました。前者は元国鉄技術者の川上さんが独自に開発したらせん型の回転軸でまわして発電するもので、後者はベトナム製の発電機を取り付けて発電するものです。とくに川上さんの話に研修員は大きな感銘を受けていた様子でした。

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posted by あいあいネット at 07:25 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 地域づくりネットワーク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月13日

JICA東京の研修はじまる

11月7日から、JICA東京の集団研修「市民社会活動の促進とコミュニティ開発」が始まりました。世界8カ国(マラウィ、スリランカ、パプアニューギニア、ドミニカ共和国、ホンジュラス、グアテマラ、ボリビア、ペルー)から16名の研修生(NGO関係者や行政官)が集まり、今月末までの予定で「コミュニティ開発のあり方」についてさまざまに学びあいます。「あいあいネット」メンバーの長畑、松井、島上らが、研修内容の準備や講義、ファシリテーションに関わっています。
第一週目は東京で「コミュニティとは何か」「コミュニティ開発における外部者の役割」「地元学」「地域共有資源の共同管理(いりあい)」「環境循環型まちづくり」などをテーマにしたワークショップと講義が行われました。2週目からはフィールドワークが始まります。いまは熊本県水俣市(環境先進都市への取り組み)を訪れています。この後長野県大町市(コミュニティビジネスとNPOによる地域づくり)を訪問します。
「地域の資源を活用し、住民自身が主体となって自分たちの地域を作っていく」という課題を通して、日本の現場と世界とがどう繋がっていくのか。研修のご報告をどうぞお楽しみに。
posted by あいあいネット at 22:45 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 地域づくりネットワーク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月04日

宮川村地元学研修

9月30日〜10月2日、三重県宮川村にて行われた地元学フィールドワークに、JICA研修生と一緒に参加しました。10カ国からの研修生が、「地元から学び、地元に根ざした自立した地域づくり」について共に考えることができました。写真は最終日の発表会の後、地元浦谷集落の皆さんや地元学リーダーの方々と。
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posted by あいあいネット at 13:46 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | 地域づくりネットワーク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月03日

JICA大阪の「実践的参加型コミュニティ開発」研修が終了

10月末、「あいあいネット」メンバーの長畑誠がメイン・ファシリテーターを務めたJICA(国際協力機構)大阪の「実践的参加型コミュニティ開発」研修が終了しました。6週間にわたったこのコースには、世界各地で地域づくりやコミュニティ開発に取り組む実践家(NGOリーダーや地方行政官)が集いました。参加者の出身国は本当にさまざま。日本から遠い順にいうと、ボリビア、コロンビア、ドミニカ共和国、ブルキナファソ、ウガンダ、サモア、ソロモン諸島、そしてスリランカ。さらに日本のNGO実践家も加わり、その人たちの活動国も入れると、12カ国の地域づくりやコミュニティ開発に関する学びあいの場となりました。

コースは全部で5つのモジュールに分かれていました。
(1)コミュニティとは何か(なぜコミュニティを重視するのか、コミュニティの機能とは)
(2)コミュニティにおける外部者の役割を考える(住民主体をどう実現するか)
(3)コミュニティ開発に大切な視点(ジェンダー、紛争解決等)
(4)ミクロとマクロを繋ぐ(グローバル化/行政とNGOの協働)
(5)まとめとアクションプランつくり

教室でのワークショップや講義・討論に加えて、京都府精華町と三重県宮川村にそれぞれ2泊3日のフィールドワークも行いました。特に宮川村では、村役場と集落の人たちが実施する「地元学」フィールドワークの現場に参加させてもらいました。山間の集落を歩き、コミュニティに「あるもの」を探し、地域資源マップを通じて、「自分たちの地域に何があるのか」「それをもとに、どんな将来を見通して、どのような活動を作っていくのか」を地元の人とともに考える、大変貴重な経験をしました。(村役場の西出さん他の皆さん、栗谷、浦谷集落の皆さん、そして吉本さんをはじめとする地元学ファシリテーターの皆さん、どうもありがとうございました)

「外から持ち込んだ開発」「外部のリソースに頼った活動」ではなく、住民自身が自分の課題を分析し、自らのもつ力や資源を最大限に活用しながら開発に取り組むことの重要性。そしてそこにおける「Facilitator」や「Intermediator」としての外部者の役割。こうした点について、6週間の研修の中で参加者はざっくばらんに議論し、各々が何かしらの新しい発見や気づきを得て、自分の地域に帰っていきました。

研修の様子や参加者のレポートは、近々「あいあいネット」がシャプラニールとともに開設する「JICAコミュニティ開発ネットワーク」ウェブサイトに掲載予定です(英語です)。

経済のグローバル化と急速な近代化・資本主義化が世界中を覆うなか、いわゆる「先進国」と「途上国」という枠組みを超え、世界各地の「地元」「コミュニティ」が、自分たち自身の将来をどう作っていけるのか。「コミュニティにおける外部者の役割」だけでなく、「行政とNPOの協働」「ジェンダー」「紛争」「自然資源の持続的管理」など、共通する課題も多く、お互いの情報交換・意見交換と交流が今後も強く求められていることを痛感した研修となりました。そして、日本の「地域づくり」や「NPO活動」の経験は、途上国の人たちにとっても意味あることなんだ、とも実感しました。(ながはた)

posted by あいあいネット at 15:28 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | 地域づくりネットワーク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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