コースは全部で5つのモジュールに分かれていました。
(1)コミュニティとは何か(なぜコミュニティを重視するのか、コミュニティの機能とは)
(2)コミュニティにおける外部者の役割を考える(住民主体をどう実現するか)
(3)コミュニティ開発に大切な視点(ジェンダー、紛争解決等)
(4)ミクロとマクロを繋ぐ(グローバル化/行政とNGOの協働)
(5)まとめとアクションプランつくり
教室でのワークショップや講義・討論に加えて、京都府精華町と三重県宮川村にそれぞれ2泊3日のフィールドワークも行いました。特に宮川村では、村役場と集落の人たちが実施する「地元学」フィールドワークの現場に参加させてもらいました。山間の集落を歩き、コミュニティに「あるもの」を探し、地域資源マップを通じて、「自分たちの地域に何があるのか」「それをもとに、どんな将来を見通して、どのような活動を作っていくのか」を地元の人とともに考える、大変貴重な経験をしました。(村役場の西出さん他の皆さん、栗谷、浦谷集落の皆さん、そして吉本さんをはじめとする地元学ファシリテーターの皆さん、どうもありがとうございました)
「外から持ち込んだ開発」「外部のリソースに頼った活動」ではなく、住民自身が自分の課題を分析し、自らのもつ力や資源を最大限に活用しながら開発に取り組むことの重要性。そしてそこにおける「Facilitator」や「Intermediator」としての外部者の役割。こうした点について、6週間の研修の中で参加者はざっくばらんに議論し、各々が何かしらの新しい発見や気づきを得て、自分の地域に帰っていきました。
研修の様子や参加者のレポートは、近々「あいあいネット」がシャプラニールとともに開設する「JICAコミュニティ開発ネットワーク」ウェブサイトに掲載予定です(英語です)。
経済のグローバル化と急速な近代化・資本主義化が世界中を覆うなか、いわゆる「先進国」と「途上国」という枠組みを超え、世界各地の「地元」「コミュニティ」が、自分たち自身の将来をどう作っていけるのか。「コミュニティにおける外部者の役割」だけでなく、「行政とNPOの協働」「ジェンダー」「紛争」「自然資源の持続的管理」など、共通する課題も多く、お互いの情報交換・意見交換と交流が今後も強く求められていることを痛感した研修となりました。そして、日本の「地域づくり」や「NPO活動」の経験は、途上国の人たちにとっても意味あることなんだ、とも実感しました。(ながはた)
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