あいあいネットと参加型開発研究所との共催で基礎コース東京(V)08年4月分が開催されます。
4月18日(金)、4月25日(金)、5月2日(金)、5月9日(金)の計4回。時間はいずれも18:30〜21:30(3時間)。
<マスターファシリテーター養成講座とは>
ファシリテーション、あるいはファシリテーターという言葉を耳にすることが多くなりました。定義や解釈には幅があるようですが、大きくは、問題解決のためのグループ作業を側面から支援するためのソフトウエアの一種と考えられます。
この講座では、一般に考えられているような、ワークショップの進行役としてのファシリテーターという枠を越えて、対人援助活動の様々な場面で活用可能なファシリテーションの技能を修得することを目指します。そのようなファシリテーターをマスターファシリテーターとここでは呼んでいます。
講座の中身は、講師の中田が、この道の達人や名人とされる諸先輩のお手伝いをしたりいっしょに活動する中で、学んだり盗んだりしたファシリテーションやコンサルテーションの極意を独自に体系化し手法化したもので主に構成されています。これまで、様々な研修コースや単発のワークショップの中で折に触れてお伝えし、好評を博してきたものを整理しなおして、研修コースに組み上げました。寄せ集めではない首尾一貫した方法論に基づく、完全にオリジナルなコースです。
講座では、人間科学に基づいて、理論と実践のつなぎ目を徹底的に検証しながら、繰り返し練習することで、手法を自分のものにしていきます。
国際協力分野はもちろんのこと、福祉、教育、地域活動などさまざまな公益活動に携わる方にとって貴重な学びを提供します。他では経験できない「目からうろこ」が落ちるような瞬間が、あなたにも訪れること請け合いです。
2007年の関西での開講を皮切りに、関西で2回、東京で2回の計4コースを、計34名に対して実施済みです。参加者からはたいへん高い評価を受けていて、中上級コース開催も強く要望されています。
4月からは、さらにグレードアップした講座をお届けできるものと確信しています。
<基礎コース東京(V)08年4月分 募集要項>
1.開催日程と時間;
@4月18日(金)、A4月25(金)、B5月2日(金)、C5月9日(金)、18:30〜21:30の計4回(各回3時間)
★全回参加が原則ですが、やむを得ず欠席の場合、別に時間を設けて補講が可能。
2.場所;新宿区西早稲田、早稲田奉仕園会議室(地下鉄東西線早稲田駅徒歩5分)
3.定員;5名〜10名(参加者が5名に満たない場合は、別途相談の上対応)
4.参加費;5万円
5.申込み方法;
参加希望者は、
1)お名前
2)連絡先(住所、電話番号、Emailなど)
3)所属など
4)参加希望コース名=基礎コース東京08年4月分
をご記入の上、下記のあいあいネットまでEメールかFAXでお申し込み下さい。
☆いりあい・よりあい・まなびあいネットワーク(あいあいネット)☆
Email:i-i-net@zj9.so-net.ne.jp
Tel/Fax 03-3204-1316
ホームページ; http://www.i-i-net.org/
申し込み締め切り;2008年4月8日(火)(定員になり次第締切らせていただきます)
<講座の概要>
1.講座の主な内容
この講座では、主に以下のような内容をお伝えします。
(1) コミュニケーションの基本としての対話術
ワークショップなどのグループワークであれ、会議であれ、相談であれ、すべての基本は対人コミュニケーションであり、 その中心は、1対1の対話術です。この講座では、対話術、とりわけ質疑応答の技法の習得に最も力を入れます。これまでとは一味違った対話の世界が開けること、請け合いです。
(2) 関係作りの手法
社会的な活動を行う際、最も重要なのことは、関係者、とりわけ私たちが教えたり手助けしたり、あるいはいっしょに活動したりする相手との関係作りです。互いの尊厳を高めあいながら、厳しい現実に向かい合うために必要な心構えおよび技法の習得を目指します。
(3)参加型ワークショップの勘所
ワークショップを始めとする参加型グループワークの進め方の基本を、具体的なワークを通して学びます。すぐに使える効果的なツールも伝授します。
(4)ファシリテーションの組み立て方
ファシリテーションが成功するためには、個々のツールや技法もさることながら、全体の組み立てが最大の鍵となります。課題の全体像が見えない中で、いかにして活動を組み立て、流れを作っていくか、実践的な方法論を手ほどきします。
2.特徴
(1)覚えて使えるシンプルな手法;ファシリテーションの基本原則とコツをシンプルな形にメッセージ化したものを中心に紹介。理論−技法−実践(経験)のサイクルを意識しながら反復練習することで、それらが覚えて使えるように全体を組み立ててあります。マニュアル片手でなければ使えないような複雑で長ったらしいものは現場では役立ちません。
(2) ワークショップにも対応;PRA、PLAなどの既存の参加型開発と教育/研修のためのツールも扱うことで、ワークショップのファシリテーションにも対応。併せて、ビジネスファシリテーションの手法も紹介します。
(3) 著作権フリー;講義内容であろうとツールであろうと、紹介したものは原則すべて参加者各自が自由に活用できます。
3.参加条件
(1) ファシリテーターとして活動した経験をお持ちの方はもちろん、現在関わっている対人援助活動や開発協力活動をより豊かなものにしていくことをお望みの方であれば、どなたでも参加可能。活動形態が営利・非営利かも問いません。研修の企画や運営に携わっている方には特にお薦めです。
(2) 原則として、社会人経験を持つことを参加条件とします。
(3) 参加者同士のシェアリングを重視するので、毎回、確実に参加できることが望ましいです。
4.講座の構成
1)ファシリテーションとは何か
@ファシリテーションはなぜ必要か;因果関係分析の罠
Aセルフエスティームとファシリテーション
2)目からうろこの対話術
@ 人間の現実を構成する3要素、それに対応する3種の質問
A 「事実をして語らしめる」対話術を習得する
3)覚えて使うための日常訓練
@ 場面に応じたファシリテーションのタイプ
A 場数をこなす、体で覚える⇒参加者同士で練習
4)グループワークの手法
@ 参加型開発手法の概要
A グループワークのツールの紹介
5)ファシリテーションの組み立て方
@仮説を立てることの大切さ
A導入から落としどころへ向けて
◎4回構成の講座の場合、大まかには以下のような組み立てになります
第1回;1)と2)
第2回;3)(練習を中心に)
第3回;4)
第4回;5)と振り返り
なお、参加者の関心や進行具合によって、上記の構成は変わることがあります。
<受講生の声>
1.2007年10月実施東京講座の受講者から
◆自分が気づいていなかった新しい世界を見たり考えることができ、大変刺激的でした。同時に毎回強烈すぎて、講座が終わると、よろよろと魂を三〇センチほど空中に浮かしたまま、家路についていました。(Sさん、教育研修団体職員)
◆研修が終了して以来、FactとPerceptionの違いに意識するよう努めておりますが、日々その難しさを感じております。ただ、それを少しは意識できる自分になれたことが何よりの収穫だったと考えているところです。(Tさん、国際協力団体職員)
◆楽しみの講座が終了してしまい、心に穴の空いた?ような感じすらいたします。教えていただいたツールは折に触れて、使用しています。なかなか好評です。(Kさん、NGO職員)
2.2007年5月〜6月にかけて関西コースの受講者から
◆NGOで様々なコーディネーション業務を担当している私にとって、問題解決の為のファシリテーションは必須スキルです。でも、確固とした指針や先行事例の蓄積があるわけでもなく、周囲の方達にアドバイスをあおぎつつ試行錯誤してきました。 しかし、そうして何とか目の前の問題に対処したとしても、多忙な中で、ひとつひとつの実践をきちんとふりかえり、分析し、次の機会に使える「経験知」として自分の中に蓄積する事は容易ではありません。そんな折りに受講したこの講座では、中田さんが蓄積された貴重な経験知を学ぶだけでなく、日々の実践の中から自分なりのやり方を作っていく為の視点や姿勢も身につける事ができたと感じています。ひとつひとつの問題を着実に解決する事で大きなビジョンを達成しようともがいている、すべての市民活動関係者にお勧めします。 (Mさん,ネットワーク型NGO職員)
◆理論と実践のつなぎ目を検証することは、「言うは易く行うは難し」の典型例で、理論と実践の双方に関わる者にとって永遠の課題といえるかもしれません。この講座には、主に人間科学の観点から、その困難な課題に自然に取り組むための糸口がちりばめられています。実践に関わってこられた方々が、この講座を通じて理論の魅力と出会っていただくことを願っています。なお、この講座の内容は、手法の面ではビジネスの現場で必要とされるファシリテーションとも相通ずるところが多いと感じました。従って、広い意味で対人援助の仕事をされている方であれば、国際協力をはじめとするNPO/NGOの関係者だけでなく、ビジネスの現場におられる方にとっても得るものがあるはずです。 (Sさん、研究機関スタッフ)
◆私は毎週往復6時間かけてこの研修に参加させていただきましたが、「この研修なくして、今の私はない」と言っても過言ではありません。コミュニティにおいて参加型で住民自らが決めた計画に彼ら・彼女らの行動変化が伴わないのはなぜなのか、組織の中で理事会やスタッフ会議で決められたことが、行動変化へつながらないのはなぜなのか、ボランティアが自ら動く時、何が彼・彼女を動かすのか。そして、「わたし」が「わたし自身の行動変化を促進、阻害しているもの」は何なのか。毎週研修を受け、業務に戻り、自分のコミュニケーションのとり方を見直し、そして研修に戻り参加者全員でそこから学ぶ。それを繰り返しているうちに、すべてに共通している普遍的なものに気付かされました。なかなか社会に届かないコミュニティの人々の声が、真に彼ら・彼女らのリアリティに即して、大きくなっていくために、そしてその促進を使命とするNGOスタッフ自身の自己実現を達成するためにも、ファシリテーターとしての「わたし」のあるべき態度、姿勢、心構えの基礎を学びました。これは決して小手先のファシリテーションの技術なのではなく、常に学んだことを意識することによって、今後も日々発展していくものです。(Iさん、NGOスタッフ)
2008年02月25日
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