2007年04月24日

ビシャカパトナム研修報告(2)



ビシャカパトナムに着いたNGOスタッフ研修一行を迎えたソムニードの和田さん、原さん、前川さん。最初に私たちが言われたのは「これから、この研修の間、使ってほしくない言葉があります」・・・そして「禁止用語」のリストが渡されました。

そこには、「貧困」「弱者」「エンパワーメント」「持続的開発」「住民参加型」「モニタリング」「コミュニティ開発」「PRA」「ジェンダー」「貧困削減」といった、開発援助業界に関わる人たちならほぼ毎日必ず使っているような言葉がズラリ。

私(コースリーダーの長畑)は「これは強烈先制パンチだな!」と感じました。我々が普段、その意味をあまり突き詰めずに、何となくわかったつもりで使っている言葉をもう一度考え直すこと。そして「業界関係者」ではなく、街や村の普通の人たちに通じる言葉を使うことの大切さ。

さて、和田師匠の次の質問は、「皆さん、ここビシャカパトナムで何を知りたいんですか」でした。「スラムのおばちゃんたちが、どうして自分たちで自主的に活動できるようになったか、知りたいです」
「言葉も文化も違うこの地域で、ソムニードの皆さんはなぜこういう活動をしているのでしょうか」
「皆さんは最初にこちらで活動を始めた時、どこまで到達点を見据えていらっしゃったんでしょうか」
「スラムのおばちゃんたちのグループ(VVK)はあとどのくらいでソムニードの手を離れるでしょうか。それはどうやって」

こんな質問が参加者から出た後、和田師匠は、次のような「課題」を参加者の皆さんに出しました。

(1)ビシャカパトナムのスラムのおばちゃんって、どんな人か、出来る限り具体的に想像してみて下さい。

(2)昨日空港に着いてから、今日この事務所に来るまでに、皆さんが目にした「職業」を思いつくまま、全部挙げてください。

(3)いま挙げた職業の中で、スラムの人たちが就きそうなものは?

(4)スラムの人たちが「使える」ものをリストアップして下さい。

この課題、(1)は「想像する」こと、(2)と(3)は「観察」すること、そして(4)は「そこに無いものでなく、あるものから始めること」、の重要性を示唆していますね。和田師匠からは、それに加えて、「プロジェクトも団体も金もないとしたら、あなたはこの人たちと何をしたいのか、なぜあなたはそれをしたいのか」という問いかけがありました。いわば、外部者である我々がいわゆる途上国と言われる国の人々と関わっていこうとする「原点」ですよね。

さてさて、こうしたワークの後、いよいよ参加者たちは、ソムニードのスタッフへのインタビューと、SHG訪問とインタビュー、そしてVVK(SHG連合体)からのプレゼンテーション、という「現場での情報収集と相互交流」に取り組みました。

以下に写真をいくつか。

Somneed interview.JPG

ソムニードスタッフへのインタビュー


SHG obachan.JPG

SHGを訪問して


Slum fuukei.JPG

スラムのある街中を歩く(中央が当会の山田理恵)


VVK Presentation01.JPG

VVKメンバーによるプレゼンテーション


VVK danshou.JPG

VVKのおばちゃんたちに取り囲まれて談笑、すごい熱気!


さてさて、それでは、こうしたエクスポージャーの後、どんな発見や交流、学びが生まれたのか。これについては、次号に。
posted by あいあいネット at 18:02 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 地域づくりネットワーク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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