2006年10月11日

インドネシアPKPM・ジャパンミッションの報告



さる9月5日〜25日の3週間、インドネシアPKPMプロジェクトから4名の地元NGOリーダーたちが来日、東京→高山→神戸→横浜→東京と視察・研修・学習・交流の旅を行いました。(「あいあいネット」も協力するPKPMプロジェクトについては、http://project.jica.go.jp/indonesia/0061565E0/index.htmlを参照)

来日したのは4人。
ヤンゲワ(東ヌサトゥンガラ州クパンのNGO・INCREASE)
エレナ(西ヌサトゥンガラ州東ロンボクのNGO・YMP)
ヘンドリック(スラウェシ島ゴロンタロ州のNGO・INPUT)
ルスラン(南東スラウェシ州クンダリのNGO・SIKLUS)

JM bersama.JPG

(後列左からヘンドリック、ルスラン、エレナ、一人おいてヤンゲワ)


活動内容と訪問先は次の通りでした。
東京:講義(日本のNGO・NPO、日本の地域開発)
   訪問と調査(あいあいネット、シャプラニール)
高山:講義と訪問・インタビュー等
   (ソムニード、空町倶楽部、あんきや、
    久々野地区のNPOや住民組織等、新宮町地区町内会)
神戸:講義(日本のコミュニティについて、参加型開発)
   訪問とインタビュー等(まちコミュニケーション、
   淡路プラッツ、市民活動センター神戸、チャイルドライン)
横浜:横浜国際フェスタの準備会合を見学

では、日本で何を学んだのか。まず彼らがこの研修・調査に参加するにあたり、事前にたてた目的は次の通りでした。

1)コミュニティ主体の活動を外部者として促進するために何が大切か
2)市民社会に根ざしたNGO・NPOのあり方とは。持続性はどうやって可能か
3)NPOやNGOに集う人々について。特にボランタリズムについて知る
   
それでは、3週間の訪問で、彼らは何を学び取ったか、最終日にインドネシアのPKPM事務局とをテレビ会議システムで結んで行われた「アクションプラン発表会」の席上、それぞれが「日本で得たキィワード」を報告したので、それを紹介します。

楽観」(ヤンゲワ)…日本にも問題がたくさんある。コミュニティの崩壊、過疎化、少子高齢化、学校でのいじめや不登校、そしてひきこもり。しかしそうした状況の中でも、あきらめずに、できることから始めた市民がいる。市民組織がある。
Soyuji.JPG

インスピレーションをもらった」(エレナ)…私はなんでNGOを作ったんだろう。シャプラニール、ソムニード、あいあいネットを見て、コミットメントの大切さ、資金調達の努力、協働の意味を考えさせられた。私はこれからコミュニティ・エンパワメントのファシリテーターになれるだろうか。
soramachi01.JPG

ボランティア」「高齢者」「犠牲」(ルスラン)…多くの人たちがボランティアとして積極にNGO・NPOに関わっている。高齢者や子どもたちの問題について、当事者と地域の人々が、犠牲的な精神で関わろうとしている。
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人間性」「組織化」(ヘンドリック)…過疎化の中で、人間的な暮らしをどう構築するか。NPOの組織強化のために信頼とパートナーをどう獲得して、資金を得ていくか。
Yasuda Pension.JPG


研修最後の反省会では、今回のジャパンミッションで考えたことを、地元のNGOの仲間や行政、それにコミュニティの人たちとシェアしたいが、実際に今回得た新しい考え方や知識、技術をどのように活かしていけるのか、については、まだまだこれからの課題だ、との意見が出されました。

PKPMでは、プロジェクトの終了に向けて、今月12・13日に関係者が一同に会し、これまでの到達点と今後の課題について話し合うワークショップが予定されています。この場でジャパンミッション参加者の報告も予定されてます。日本側も「あいあいネット」の長畑と山田がTV会議システムを通じて参加します。またご報告したいと思います。

(あいあいネット事務局・PKPM短期専門家:長畑誠)


posted by あいあいネット at 15:57 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | インドネシアPKPMからの報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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