2011年12月26日

冬も研修、頑張ってます!〜住民主体のコミュニティ開発(B)研修〜



皆さまこんにちは、事務局より高田です。
事務所前の街路樹の葉もすっかり落ち、川崎も冬本番を迎えております霧

先日、約1カ月にわたって実施した「住民主体のコミュニティ開発(B)研修」が終了しました。

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今回は9カ国(ブータン、ネパール、アフガニスタン、グァテマラ、コロンビア、カメルーン、タンザニア、ソロモン諸島、バヌアツ)から12名が参加しましたわーい(嬉しい顔)

研修員の半分以上は常夏の国からやって来た方。
今回は寒さと闘う研修となりました。

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左から、ソロモン諸島、グァテマラ、カメルーン、アフガニスタンの研修員


○JICA東京でのワークショップ・講義
研修のベースとなるのは、JICA東京でのワークショップ。

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グループワークやロールプレイを通じて、コミュニティの果たす役割や地域の人との信頼関係の築き方、事実を基にした課題の分析の仕方、観察やインタビューの方法などを学びました。

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上の写真は、“コミュニティに最初、どうやって入っていくか?”についてのロールプレイを行っている所です。村人役のグループと、外部者役のグループに分かれて演じています。「プロジェクトも予算も持たないでコミュニティに行くこと」なんて前提条件をつけて練習することも!

ロールプレイの後、研修員からはこんな声が挙がっていましたカラオケ

「コミュニティに入っていくのがどんな難しい状況であっても、私達は信頼関係作りから始めないといけないんですね。」

「お金やプロジェクトを、コミュニティに入っていく入口にしちゃいけないと思いました。」


○中山間地のコミュニティ訪問
今回お邪魔したのは、滋賀県高島市の椋川地区。

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過去「いりあい交流」でインドネシアの仲間と訪問させてもらった事があり、今でも関西のあいあいネットメンバーがしばしば訪れている所です。

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3日間お世話になった、「おっきん椋川交流館」
元々は地域の方の個人邸でした。この家の取り壊しの話が出た時、「この家がなくなったら、椋川は椋川でなくなる」と声を挙げた地元の方がいて、都市農村交流拠点施設として維持、活用することになったそうです。現在は地域住民と椋川を応援する外部の人とで作ったグループ「結いの里・椋川」が、市から指定管理を受けて運営しています。

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写真は、村の人からワラ細工の作り方を教わっている所です。
研修員も村の人も、最初は少し緊張していた様子でしたが、ワラ細工を一緒に作りながら少しずつ打ち解けていきました。

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恒例の「あるもの探し」のグループワークも行いました。
地域を歩いて、驚いたもの、素晴らしいと思ったものを記録にとり、そのものにまつわる事を色々と質問させてもらいました。

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最終日には、地域の女性たちが作って下さった郷土料理も一緒に頂きました。
その美味しさ、そしてお年を召しても元気に料理されるおばあちゃんたちの姿に、研修員たちは大感激!でしたぴかぴか(新しい)

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最後に、「あるもの探し」の成果を発表。
地域の方は、「こんなものに注目するとは思わなんだね〜」などと言いながら、研修員の発表を興味深そうに聞いて下さいました。

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囲炉裏のある暖かな古民家で、地域の方と交わるとても素敵なひと時となりましたるんるん

以下、研修員の感想ですカラオケ

「椋川では、そこにある事実をきちんと捉える“観察”の練習をさせてもらいました。練習を通じて、きちんと観察する事の重要さが分かるようになりました。以前は見過ごしていた、気付かなかった物に気付けるようになりました。」

「地域の人との信頼関係を築くことができれば、外部者は地域の人から受け入れてもらえるのですね。持続するプロジェクトを実施するためには、こういった事が大切だと思いました。」



○都市部視察

今回は、川崎市の市民協働推進課の方と、川崎の2つの市民活動団体「かわさきかえるプロジェクト」さん(http://kaeru.kazekusa.jp/)、「NPO法人川崎市民石けんプラント」さん(http://kinarikko.kazekusa.jp/index.html)のお話を伺いました。

川崎市さんからは、川崎市の協働型事業の基本的な考え方とルールについて、また、2つの団体さんからは、それぞれの活動内容と、行政やその他の関係者とどのように協働しているのか、実際の取り組みについて伺いました。

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“使用済み油の回収を通じて、市民の環境問題への関心を高めたい”という、かわさきかえるプロジェクトさん。

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川崎市民石けんプラントさんの石けん工場も訪問しました。

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家庭や学校の廃油を集めて作ったリサイクル石けんや、バイオディーゼル燃料の作り方を見学させてもらいました。

女性たちが積極的に活動する姿を見たためか、女性研修員が特に大きな刺激を受けたようで、彼女たちは次のように話していました。

「“不要なもの”なんて、何もないのですね。地域の人自身が主体性を持って、自分たちの持っているものを活用して地域のために活動する、そんな事ができるのですね。」

「地域の人々が主体的に、活発に活動する姿を拝見して、素晴らしい!と思いました。」

「川崎で拝見した協働の取組みは、協働に向けた良い戦略がたくさん盛り込まれていて、帰国後、自分の国での地域づくりに応用できる事がたくさんあると思いました。」


****

最後に、日本で学んだことを活かしてこれから何をするのか、それぞれアクションプランを立てましたペン

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アクションプランを紹介するグァテマラの研修員

日本で刺激を受けたこと、変化したことは人それぞれ。
それでも多くの研修員が、信頼関係づくりを大切にし、地域にある資源を活かした地域づくりを目指すアクションプランを立てました。

“もっと長く滞在して、もっとたくさん学びたかった!”と、惜しむようにして日本を後にした研修員たち。彼らの日々が充実したものとなったのも、椋川の皆さん、川崎市の皆さんのお力添えあっての事でした。皆さま、本当にどうもありがとうございました!


【おまけ:モジョコ七変化】

カメルーンから来たモジョコさんは、とってもおしゃれ。日本人とは違うそのセンスに、毎日楽しませてもらいましたかわいい

1st week 014_400.jpg 初日は固く、黒のスーツで登場

3rd week 004_400.jpg ピンクがまぶしい華やかなスーツ

3rd week 047_640.jpg 青の洋服も素敵でした

4th week 021_400.jpg ふわふわのヘアバンドが輝いていた日

2nd week 035_400.jpg 寒冷地バージョン

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アイラブジャパンTシャツを着てプロモーション
(JICA東京の売店で売っているそうで、他の研修員にも買うように勧めていたとか)

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ラストはこちら
モジョコ・デラックスと呼ばれた日













posted by あいあいネット at 11:44 | 神奈川 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 地域から学ぶ研修事業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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