2011年11月18日

インドネシアからの報告・第2弾を開催しました



皆さま、こんにちは。事務局の高田です。
ご報告が遅くなりましたが、10月26日に開催した報告会についてご紹介したいと思います。

今回のお題は「周辺住民とともに歩む、コミュニティ・ファシリテーターの活動〜自然と共生した生計向上を目指して〜」

来日中の私達の仲間、西部バリ国立公園のテディ所長と職員のユディさん、インドネシア科学院・研究員のゼインさんからお話を伺いました。

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ユディさんは、国立公園の職員さん達が作ったプロジェクトチーム“チーム9”のメンバー。国立公園周辺の村々が自然と共生した生計向上活動ができるよう、村の人と一緒に活動をしています。

ユディさんたちチーム9は活動の中で、“コミュニティ・ファシリテーター”としての役割を果たしていて、村の人の自発的な行動を呼び起こし、パートナーとなってその活動を側面支援しています。

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国立公園の制服で報告会に登場したユディさん

まずはブリンビンサリ村での活動について、話を聞かせてくれました。

ブリンビンサリ村では現在、村にあるグロジョカンの滝周辺を整備し、その滝を活用した観光振興を目指して活動を進めています。

しかし、かつて村人自身が自発的に始めた滝の観光振興活動を、土地の区分に問題があって国立公園側が止めた事がありました。それ以来国立公園と村との関係はあまり良くなく、信頼関係づくりが最初の大きな課題だったそうです。

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ブリンビンサリ村での活動について語るユディさん

ユディさん「今日着ている制服ですが、村に行く時は脱いでいくようにしています。制服を脱いで村に行くのは、村の人に自分をさらけ出す事だと私は思っています。かつてはどんな支援をしてくれるのか、という事しか話してくれなかった村の人が、制服を脱いでいくようになって初めて、牛やカカオの話をしてくれるようになりました。」

村の人との関係が変わっていく様子については、こう語っていました。

ユディさん「今年の2月、村の人と一緒に植樹をしたんです。その時、今年は美味しいのが採れたのよ〜、って、ランブータン(果物)を袋いっぱいに持たせてくれたのですが、その時、“ああ、やっと村の人と友達になれたんだな”と実感しました。」

村の人との信頼関係が築けた後、活動は展開していって

・道路案内標識の設置
・トレッキング道の整備
・観光ガイドの育成
・村での観光チームの設立
・観光ガイドの実習
・樹木の名前表示板の取り付け

これらの活動が、村と国立公園との協働のもと、次々と進んでいるとの事でした。

続いて、スンブルクランポック村での活動について

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スライドにあるように、「近くにいても心は遠い」−こちらもそんな状況からスタートした活動でした。現在では、カンムリシロムク(椋鳥の一種)の生息域の保全活動を、村と国立公園が一緒になって進めています。

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最後にテディ所長(写真左)が、かつてと今、国立公園の周辺村へのアプローチの違いについて、そして今後目指す活動の方針について、お話して下さいました。

参加者からは次のようなコメントを頂きましたカラオケ

「問題発起から解決の仕方など、分野は違っても自分の仕事にも活かせるなと思いながら聞きました。」

「直接現地の方からお話が伺えて、雰囲気も含めてよく分かりました。」

今回ご参加下さった皆さま、そしてテディ所長、ユディさん、ゼインさん、どうもありがとうございましたわーい(嬉しい顔)exclamation
posted by あいあいネット at 17:00 | 神奈川 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 西バリからの報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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