2011年01月12日

西バリ報告



こんにちは。事務局インターンの高橋です。
今月末、あいあいネットの活動地であるインドネシアの西部バリ国立公園に行くことが決まりましたので、その前に昨年の後半からこれまでの西バリプロジェクトに関して、皆さまにご報告させていただきます。

まずは、毎年実施している「西バリ報告会」についてです。
2009年に引き続き、昨年2010年も秋にJICA横浜で「インドネシア・西部バリ国立公園からの報告〜周辺住民との共存・協働を目指して〜」というタイトルで報告会を行いました。この国立公園内で横浜市とJICAが取り組んでいる「カンムリシロムク保護事業」の本邦研修のためこの度来日した国立公園職員は、西バリプロジェクトにも参加しているガンダさん、スギアルトさん、アルヤさんの3名です。この来日を機に、10月26日JICA横浜で活動報告会が行われ、平日の遅い時間にも関わらず8名の参加者がありました。


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(写真:参加者を前に自己紹介)


彼ら3人による報告会は、まずはスギアルトさんが中心となりあいあいネットと国立公園による西バリプロジェクトの概要やこれまでの経緯について説明し、その後参加者の方々との質疑応答となりました。参加者からの「村人と友達になり共に活動することとは?」という質問に、「村にある自然資源の理解や共有。」と答え、「住民との共存・協働とは?」という質問に対して、「村人と村の事実を共有し、そこから気づきを与える。そして、彼らが動き出すのをじっと待つ。」と答えるスギアルトさん。また、「利益が生まれないことには、村人は動き出さないのではないか?」との鋭い質問に対しても、「その村の事実を理解し共有していく中で、村人たちは必ず自分たちで動き出す。」と自信をもって答えるスギアルトさんがとても印象的でした。

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(写真:活動報告会の様子)



また、昨年の11月末から12月初旬にかけて、当会の長畑と山田が西バリ国立公園を訪れました。現地では、あいあいネットがこれまで2年間関わってきた公園職員のチームの9名が、「村人のイニシアティブを引き出す」ファシリテーションを実践しながら、3つの対象村で住民との協働関係づくりを始めていました。そして、そこから具体的に、スンブルクランポック村では、カンムリシロムクの人工繁殖に向けて、ブリンビンサリ村では、村落ツーリズム振興に向けて、プラジャカン村では、家畜の餌のための森林伐採が、水源の枯渇と地力の低下を引き起こしているという村の課題を見つけるなど、それぞれの村での次のアクションが見え始めています。

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(写真:西バリ国立公園の風景)


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(写真:村人とのグループディスカッションの様子)

3つの村には今後も彼らメンバーがファシリテーションを続け、必要ならば他のステークスホルダーを巻き込みながら、具体的な活動を組み立てていく予定です。また、今年の1月から国立公園に新しい所長が赴任したため、彼とのパートナーシップ作りも重要となってきます。

私は、今回1ヶ月間この国立公園に滞在する予定でいます。ここまでの報告のように公園内では住民によって様々な動きが見られていますが、まずは自分で見聞きして、しっかり観察してきたいと思います。そして、彼らとのコミュニケーションを大切にしながら人間関係を築いていきたいと思います。
posted by あいあいネット at 15:42 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 西バリからの報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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