2010年10月18日

住民主体のコミュニティ開発(B)



8月31日から9月22日にかけて、あいあいネットは、JICAの研修員受け入れ事業の一つである「住民主体のコミュニティ開発(B)」の事業委託を受けました。これは、以前ブログでもご紹介させていただいた研修の別コースで、今回はベリーズ・ブータン・カメルーン・コロンビア・ネパール・タンザニアから計6名の研修員が受講しました。

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(写真1:研修の様子)今回の研修員は男性1名・女性5名という構成だったこともあり、ワークショップやディスカッションでは女性研修員が中心に進められたように思います。また、今回の研修ではグローバル・グループ21(http://www.globalgroup21.co.jp/)でご活躍されている枦山さんによる「ソフトシステムズ方法論」のワークショップもありました。

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(写真2:グループディスカッション後の発表)



また、今回のフィールドワークでは、岐阜県高山市新宮町を訪れました。約1週間のフィールドワークを受け入れて下さったのは特定非営利活動法人ソムニード(以下、ソムニードさん)(http://www.somneed.org/)の皆さんです。ソムニードさんは、インドやネパールで貧困層の自立支援活動を行っている国際協力NGO団体で、「地域の課題は世界の課題」という信条の基、本部を置く岐阜県高山市の地域づくりに積極的に取り組んでいます。

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(写真3:ソムニードさんの案内で新宮町を歩く)



研修員たちは、新宮町のまちづくり委員会や町内会の皆さんとの意見交換や朝市の見学などを通して、新宮町やソムニードの皆さんの活動を知り、日本の地域づくりの現場に触れる良い機会となりました。また、新宮町での研修の最終日には、彼らが新宮町を歩き回り「地元学」を実践して得られたものを発表する機会がありました。その発表会の中で、彼らは数多くの写真を使い新宮町の魅力を説明し、新宮町の皆さんにとって彼らの説明が新宮町の資源やその魅力を改めて認識するきっかけになったようです。

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(写真4:新宮町の住民からの聞き取り)


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(写真5:新宮町の朝市の訪問)


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(写真6:新宮町での研修最終日の発表会)



今回のこの研修の様子は、ソムニードさんのブログでも紹介されています。こちらもぜひご覧下さい。
○ソムニードさんブログ⇒ http://somneed.seesaa.net/article/162828819.html#more



東京に戻り、研修の後半は各研修員のアクションプランの作成と発表がありました。今回参加した研修員たちは、比較的積極的に議論し、意見を主張するタイプではなかったように見られましたが、アクションプランの発表会では、各研修員が帰国後の活動についてとても具体的な計画を発表していました。

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(写真7:アクションプランの発表1)



また、その後の彼らの感想からは、
「これまで村に行かずに、村人の言うことをそのまま聞いて、村に何を作るかを決めていた。これでは駄目。帰国したら、まず村に1週間ずつ滞在して、事実をたくさん集め、本当のIssueは何かを分析したい。」(ブータンの研修員)
「これまでは、ドナーのお金の付いた活動を、こちらから持ち込んでやってきた。でも、村人がなかなかイニシアティブを持たなかった。ファシリテーションの手法をしっかり使って、課題を引き出し、コミュニティのイニシアティブを引き出していきたい。」(ベリーズの研修員)
などの意見が上げられ、多くの研修員が地元学のアプローチの実践に強い関心を示していました。

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(写真8:アクションプランの発表2)



今回の研修には、私高橋もほぼ全日程参加させてもらいました。そこでは、彼ら同様に私自身もいくつかの気付きがあったように思います。
その一つは、それぞれの研修員が作成した活動計画について、彼らの帰国後のフォローアップやフィードバックがお互いにとって重要であることです。彼らの活動計画には具体的に長期間に及ぶものもあり、帰国後どのようにお互いが続けていけるのか、この研修を通じてコミュニティ開発に対して意識の高まる彼らから、そのようなことを今後の課題として感じました。
また、今回の参加した研修員の中には、職場にJICAボランティアが配属されている研修員もおり、彼女(カメルーンの研修員)は帰国後JICAボランティアと今回の研修内容について共有し、今後彼らと連携した活動をしていきたいと話していました。JICAボランティアを経験した私にとって、このような意見は配属先とJICAボランティアの相互理解の点から大変重要であり、今後このような意見が増えていくことを期待したいと思います。

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(写真9:研修修了式の様子)
posted by あいあいネット at 10:06 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 地域から学ぶ研修事業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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