2010年05月07日

効果的な研修を実施するために 〜研修ファシリテーションワークショップを実施しました〜



途上国で国づくりに関わっている人が来日して日本で学ぶ、JICAの研修員受入事業。ブログで時々ご紹介しているように、あいあいネットでは年間数回、JICA研修の受入先となって研修を実施しています。また、受入先となる他、研修員主体の学びを引き出す“研修ファシリテーション”の専門性を活かして、昨年、「効果的な研修ファシリテーション〜研修員が学びの主体となる研修へ向けて〜」という教材をJICA・JICEとともに作成しました。

この教材は下記の、JICA図書館ポータルサイトから閲覧する事ができます右斜め下

http://lvzopac.jica.go.jp/external/library?func=function.opacsch.toshoshozodsp&view=view.opacsch.newschdsp&shoshisbt=1&shoshino=0000250106

そして4月下旬、JICA帯広、JICA九州、JICA横浜の3箇所で、この教材を他の受入先の方にも実際の研修現場で活かしてもらうべく、研修ファシリテーションについて学ぶワークショップを実施しました。

今日はJICA横浜でのワークショップの様子をご紹介しますカラオケ

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JICA横浜のワークショップには、受入先の担当者、JICA職員あわせて約50名が参加しました。

受入先は、省庁、市役所、財団法人、社団法人、企業、大学と様々で、分野も水産、水道、空港、環境、造船、港湾など、こんなに様々な分野で研修員受入れをしていたのかと驚きました。

ワークショップではグループに分かれて、研修中に困った場面を書き出し、次にその困った事を解決するアイディアはないか、知恵を出し合いました。

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普段、JICAとそれぞれの受入先との間でやりとりはあるものの、受入先同士が話をする機会はほとんどありません。しかし、こうして困った場面をお互いに出し合ってみると…

「研修員同士が対立してしまう」
「受動的、観光気分の研修員がいる」
「講義の休憩中にいなくなってしまう」
「宗教、文化、食の違いへの配慮が大変」

など、共通する悩みがたくさん出てきました。

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上の写真のように、中には立ったまま1時間位話し続けるグループもあったりして、参加者のワークショップでの集中力・やる気の高さに感心しました。

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ボード上、緑色のカードが研修で困った事、ピンク色のカードがその解決方法のアイディアです。どこかの受入先が困ったことに対して、他の受入先から「うちではこうしたよ」といった具体的な経験談が挙がってきます。

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そしてワークショップの最後、グループ毎話した内容を発表してもらいました。

「研修員の問題行動を改善するには、研修員の中に自然発生的なリーダーがいるようにしたら良いのではないか」

「研修内容はあまり詰め込まず、余裕のある日程を組んだ方がよい」

「研修への関心が薄い研修員は褒めて伸ばしていく」


「JICA−受入先−研修員、三者の信頼関係を築くことが大切ではないか」

など、たくさんの気づきがありました。

****

研修現場での困った場面の中には、研修員が積極的・自発的に研修に参加する、研修員主体の研修となることで解決するものが本当にたくさんあります。今回のワークショップで挙がった多くの事は、先に紹介した教材の中で取り上げ、その解決方法についても触れています。

外国人向けの研修、長期の研修でなくても、研修・講座と呼ばれるものを実施するにあたって、教材を活用できる場面は多くあるかと思います。

皆さまもぜひ、教材をご活用くださいるんるん






















posted by あいあいネット at 12:36 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 地域から学ぶ研修事業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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