町家を改築した、アミタ持続可能経済研究所の事務所にて。
「くつきの森」をご案内くださった中村哲さん
京都では、アミタ持続可能経済研究所のお座敷をお借りして半日みっちり議論。三俣さんが「日本の入会の歴史と現状」を滋賀県甲賀町の財産区の経験を題材に話題提供。フィリピン・ミンダナオで小学校を基盤とした森林管理の可能性を模索しているピーターさんにとって、特に甲賀町の学校林の取り組みは興味深かったようです。
AFNの活動を紹介しながら、「日本は東南アジアとは違う、という人が多いけれど、精神・文化、経済、コミュニティが直面している問題は共通している。国を越えて学びあえる可能性があると思う」とピーターさん。また、過去20年間に20億ドルが費やされたというフィリピンでの植林事業が80%は失敗に終わった事実をあげ、「森の問題は人の問題。人が森とどう関わっているのかを理解しないで、植林すれば問題解決と思うのは危険」と“森をみて人をみず”になりがちな植林政策・事業の問題点を指摘されていました。だからこそ、AFNは地域の人々の暮らしにねざした森林管理(Community-based Forest Management)を推進しているのだとか。あいあいネットがめざす「いりあい・よりあい・まなびあい」と共通する点が多く、共同調査・経験交流など今後の協力・連携の可能性がでてきました。
朽木では、時雨気味ではありましたが、日本の山村の暮らしと現状に触れ、「植林ではなく、人の手をかりた自然更新(assisted natural regeneration)を」、「原材料のままではなく、多様で付加価値のある物づくり」を重視しているというAFNのアプローチが日本の山村でも課題となっていることを実感されたようでした。(しまがみ)
宮田さん宅の囲炉裏端にて夕食・交流会
民泊の朝、久保さん宅で盛り沢山の朝ごはん
「くつきの森」でもナラ枯れが深刻、、、。


