いりあい・よりあい・まなびあいネットワーク(あいあいネット)事務局
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2008年06月12日

「いりあい交流」第2弾・映像編:中スラウェシでワークショップ開催 (3)

「いりあい交流」担当の増田です。

5月の中スラウェシ訪問記の第3回目です。
今回の項目は、以下のとおり。

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5日目(5月24日);ヴンジャの森へ向かうも、、
 ■焼畑での播種作業
 ■澤幡さんとダフィット君
 ■「椿山ー焼畑に生きるー」上映会

6日目(5月25日):焼畑をめぐり、パルへ
 ■焼畑に暮らす
 ■ママ・セラの撮影
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5日目(5月24日):ヴンジャの森へ向かうも、、

 朝、目を覚ますと、青空が広がり、まずまずの空模様です。この日はヴンジャを行う予定の場所へ向かう予定にしていました。パパ・ジャニーたちに「まず、朝食を食べてから」と引き止められたものの、その朝食が出てこない、、、。そのような次第で、食事を終えて出発したのは午前10時ごろ。この日はパパ・ジャニーともう一人の老人が同行してくださいました。


■焼畑での播種作業


 昨日の焼畑の脇を抜けると、その先にはパパ・リタ夫妻が火入れを終えた焼畑で播種をしていました。
 パパ・リタ夫妻は昨シーズンとその前のシーズンまでは、もっと奥の尾根の斜面に耕地を拓いていたので、今回は焼畑の場所を大きく移したことになります。また、一昨年の耕作では、集落長さんと耕地を並べていましたが、今回は単独で耕地を拓いています。焼畑を一緒に拓くメンバーも固定しているわけではなく、そのときどきで入れ代わるようです。

中心の稲.jpg 火入れで拓いた空間のうち、その内側を燃え残った木の幹や裂いた竹で囲い込み、さらにそのなかを区分けして、2種類の陸稲を蒔いていました。すでにもう一種の陸稲やトウモロコシなどは蒔かれており、芽を出してしました。
photo25.jpg



 作業では、掘棒で地面に穴を穿ち、そこに籾を数粒入れていきます。籾は自宅で保管していた袋から取り出し、ココヤシの殻の容器に移します。そのなかの籾の上には4-5センチほどの小石が入れてあります。これは「籾が早くなくなってしまわないようにするためのもの。そして、稲の精霊がどこかにいってしまないようにするためのもの」ということでした。


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2008年06月10日

「いりあい交流」第2弾映像編:第2回目のワークショップ (2)

「いりあい交流」担当の増田です。

5月の中スラウェシ訪問記の第2回目です。

1.4日目(5月23日):トンプへ向かう

 いよいよトンプへ。当初、麓からトンプまで歩いて向かう予定でしたが、前日の晩に突然の雨。雨で山道はぬかるんでいるであろうということで、出発を遅らせて路面が乾くのを待つことになりました。しかし、昼になれば歩いて登るには暑い、ということで、バイクでトンプに上がることに。パルの若者によると、それまでひと月以上も雨は降っていなかったというのですが、、、。

 ヘダールさんと日本人3人は「バンタヤ」の事務所を午前10時過ぎに出発。パルの若者メンバー(ダフィット、エウィン、スミス)は夕方に上がってくるとのこと。道中に3回の休憩をはさみました。休憩は人間のためでもあるが、ひたすら登り道で唸り声を上げ続けるバイクのエンジンを冷やすことも大きな理由です。

バイクの二人.jpg

 出発時刻を遅らせたものの、路面は完全には乾いておらず、途中、スリップしたり、轍にはまりこんだりして、何度もバイクを降りて歩くことになりました。トンプで上映会をするためにパルから発電機を運びましたが、発電機を運んできたバイクが途中でパンクしたために、手前の集落で一晩預かってもらうことに。

 12時過ぎにトンプに到着。事前に、パパ・ジャニー(ラングさん)宅のあった敷地に小中学校が建てられるということを伺っていましたが、すでに工事は始まっており、パパ・ジャニー夫妻は集会所の隅に壁をつくり、仮の住まいとしていました。

展望.jpg
稲が瑞々しく風にそよいでいました。続きを読む
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2008年06月08日

いりあい交流第2弾 映像編:第2回目のワークショップを開きました

「いりあい交流」担当の増田です。
(久しぶりのブログ更新となってしまいました、、、)

 5月20日から31日までの日程で中スラウェシを訪問してきました。今回は、映像カメラマンである澤幡正範さんをお招きして、映像制作に取り組む中スラウェシの若者とともにワークショップを開き、村のくらしを撮るということについて学びあってきました。そのときの模様を数回に分けてご報告します。


1日目(5月20日)

 関東は、あいにくと雨と強風の空模様。飛行機の出航が心配されましたが、定刻どおりに成田空港を出発。機内では寝る間もなく、ひたすら話し・飲みつづけ(スチュワデスからは「赤ワインはもうありません」と言わる始末)、17時過ぎにバリ島デンパサールへ到着。空港で翌日の切符を入手し、ホテルへ。海岸を歩くこともなく、デンパサール泊。


2日目(5月21日)

 デンパサールから南スラウェシのマカッサルへ。マカッサルでは、「あいあいネットマカッサル」の松井さん宅を訪問。数日後に控えたガソリン代値上げ(なんと28パーセント!)に反対するデモのために道路は大渋滞でしたが、なんとか到着。

photo-1.jpg 松井さん宅には南スラウェシを中心に活動する若者グループが拠点としており、そのひとつ「ルマ・カム」は、マカッサルの高校生に周辺の農山村での生活体験の場を提供する活動をしています。日本で同様の活動をしている「森の聞き書き甲子園(http://www.foxfire-japan.com/http://www.kyouzon.org/)」と彼らの活動をつないでみようということで、「森の聞き書き甲子園」に関わってこられた澤幡さんと「ルマ・カム」のメンバーが対面。お互いの活動を手短に紹介したのち、澤幡さんに日本からお持ちいただいた「森の聞き書き甲子園」のDVD(そのOB・OGがつくった映像作品)を皆で鑑賞しました。パルへの飛行機の時刻が迫り、2時過ぎには松井さん宅を出発。そのために、彼らとじっくりと話し合う時間がなかったのは残念でした。



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posted by あいあいネット at 12:22| 東京 ??| Comment(0) | TrackBack(0) | いりあい交流 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月09日

マスターファシリテーター養成講座、6月分開催!

あいあいネットと、
参加型開発研究所(http://www.f3.dion.ne.jp/~ipdev/)との共催で基礎コース東京(W)08年6月分が開催されます。

<募集要項>

1.開催日程と時間;
@6月9日(月)18:30〜21:30
A6月16(月)18:30〜21:30
B6月21日(土)13:00〜16:00
C同日、16:30〜19:30の計4回(各回3時間)

★なお、6月21日に参加できない方のために、6月22日(日)に同じスケジュールで3回目と4回目を実施します。お申込み時に21日か22日のどちらの選択かをお伝えください。
また、全回参加が原則ですが、やむを得ず欠席の場合、別に時間を設けて簡単な補講が可能。

2.場所;新宿区西早稲田、早稲田奉仕園会議室(地下鉄東西線早稲田駅徒歩5分)
3.定員;5名〜12名(参加者が5名に満たない場合は、別途相談の上対応)
4.参加費;5万円
5.申込み方法;
参加希望者は、
1)お名前
2)連絡先(住所、電話番号、Emailなど)
3)所属など
4)参加希望コース名=基礎コース東京08年6月分
5)3回目と4回目の参加希望日(6月21日か22日)
をご記入の上、下記のあいあいネットまでEメールかFAXでお申し込み下さい。

☆いりあい・よりあい・まなびあいネットワーク(あいあいネット)☆
Email:i-i-net@zj9.so-net.ne.jp   
Tel/Fax 03-3204-1316
ホームページ; http://www.i-i-net.org/
申し込み締め切り;2008年6月2日(月)(定員になり次第締切らせていただきます)






マスターファシリテーター養成講座とは
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2008年03月02日

インドネシア国立公園からの研修を受け入れました

2月13日から28日まで、インドネシアのグヌンハリムン・サラク国立公園から、公園職員の研修受け入れを行いました。これは、JICAが同公園で長年取り組んでいる技術協力プロジェクトのカウンターパートに研修を行うもので、今回のテーマは「住民協働活動」。公園地域の周辺に住む住民コミュニティの人たちと、公園とがどのように共存共栄していけるのか。特に、自然資源の保全保護と住民の生計向上とをどう両立させていくのか。この課題に取り組むにあたって、日本の事例から考えてもらおう、というのがこの研修のねらいでした。公園職員6名が来日し、あいあいネットの松井、島上、長畑が講師やファシリテーターとして関わる他、山田も研修監理員兼ファシリテーターとして全行程に参加しました。

現地視察先に選んだのは、山形県飯豊町中津川地区と、兵庫県豊岡市。中津川はあいあいネットの「いりあい交流」でもお世話になっていますが、全国最大規模の財産区があり、いりあい林野を地域の人たちが(行政と協働しつつ)持続的に活用してきた、という歴史があります。一方、兵庫県豊岡市は私たちにとっても初めての訪問先でしたが、ここではコウノトリの野生復帰プログラムを、「環境と経済の共鳴」という視点で地域づくりに繋げている、という大変興味深い事例です。「コウノトリ育む農法」という無農薬・有機のお米や農産物をブランド化して地域経済の活性化と環境保全との両立をはかろうとしています。

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豊岡の「コウノトリ育む農法」で冬期湛水の田んぼを前に


この2カ所以外にも、神戸市の市民活動センター神戸で、行政とNPOとの協働についてお聞きしたり、豊岡市竹野の国立公園ビジターセンターで、日本の国立公園制度とレンジャーの役割についてお話しをお聞きしたり、そして静岡県の富士の麓にある「田貫湖ふれあい自然塾」を会場に、環境教育とエコツーリズムに造詣の深い講師の方から、エコツーリズム振興のあり方について学んだり、大変中身の詰まった研修となりました。

また、26日には、JICA横浜を会場に、あいあいネットの勉強会として、彼らの活動についての報告会を開催することができました。

最終日には、研修で学んだことをもとに、これからの彼らのアクションプランを発表してもらいました。

コハルさんとイワンさん
一番現場に近いので、日本でも、豊岡での農業改良普及員と農民のお話しが一番印象に残ったようです。現場に足繁く通い、信頼関係を築き、具体的な事実を示しながら、一緒に活動を作っていく。フィールドワーカーとして一番大切な姿勢を学び取ってもらえたと思います。また、「コウノトリ育む農法」のように、環境にやさしく、しかも経済向上に繋がるような収入向上活動に何があるのか、「砂糖椰子」や「薬草」などのアイデアもでていますが、それをこれから(農民たちと一緒に)考えていくことが課題のようです。

クスマラさん
「もともと害鳥だったコウノトリが、環境と経済を両立するまちづくりのシンボルになった」という学びが大きいようです。ジャワクマタカの繁殖や放鳥をテコにした環境保全+経済振興活動に取り組んでみたい、と表明しました。豊岡の取り組みから学ぶとともに、具体的な動きにしていくことが課題でしょう。

ゲンマンさんとペペンさん
飯豊町中津川の財産区で、住民と行政が協働し、ゾーニングをして、住民主体の森林管理と生計向上を実現してきた過程に学ぶことが多かったようです。ゲンマンは「住民、公園、行政が土地利用計画をいかに合意していけるか」が課題であり、そのための詳細なアクションプランを作成しました。またペペンは、レバック県との関係作りに向けて、いろいろ考えているようです。

アチェップさん
総務課長なので、彼らのアクションプランを側面から支援したい、というのが彼のプランですが、それだけでなく、住民と行政との協働や行政間の調整について、豊岡や中津川の例から学んだようなので、これからの貢献が楽しみです。

あいあいネットにとっても、自然資源管理における住民と行政との協働、そして環境と経済の両立、という大きな課題に関して、いろいろと学び、考える、とてもいい機会となりました。

各地で受け入れにご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。これからも、インドネシアでの彼らの活動を温かく見守っていただければ幸いです。

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JICA東京での閉講式で
posted by あいあいネット at 11:04| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | 地域づくりネットワーク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月28日

ゴロンタロ・ツアー(2月3〜10日)

2月3〜10日、東京からの若者3人に、神戸のマチコミからの2人を加え、あいあいネットの長畑・松井がお供して、インドネシア・ゴロンタロ州へのスタディ・ツアーを実施しました。

ゴロンタロ州でのパートナーは、地元NGOのLP2G。LP2Gが森林保全とコミュニティ開発で関わっているボネボランゴ県のドゥラマヨ集落をメーンの舞台にツアーが敢行されました。東京からの若者3人は、これまでインターネット・テレビ会議でゴロンタロの若者と仲良くなった者+αで構成され、ゴロンタロで本物と「再会」を喜び合っていました。

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木陰で語り合う若者たち


このドゥラマヨ集落へ着くには、途中から1時間半歩くか、崖っぷちを30分間オジェック(バイクタクシー)に乗るかしないといけません。この集落は山のてっぺんにあるのです。この山の頂近くにある小屋にみんなで寝泊りして、集落内を歩き回りました。

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寝泊りした小屋。山頂に近いせいか、朝夕はとても涼しい。


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2008年02月25日

マスターファシリテーター養成講座、4月分開催!

あいあいネットと参加型開発研究所との共催で基礎コース東京(V)08年4月分が開催されます。

4月18日(金)、4月25日(金)、5月2日(金)、5月9日(金)の計4回。時間はいずれも18:30〜21:30(3時間)。


<マスターファシリテーター養成講座とは>

 ファシリテーション、あるいはファシリテーターという言葉を耳にすることが多くなりました。定義や解釈には幅があるようですが、大きくは、問題解決のためのグループ作業を側面から支援するためのソフトウエアの一種と考えられます。
 この講座では、一般に考えられているような、ワークショップの進行役としてのファシリテーターという枠を越えて、対人援助活動の様々な場面で活用可能なファシリテーションの技能を修得することを目指します。そのようなファシリテーターをマスターファシリテーターとここでは呼んでいます。
 講座の中身は、講師の中田が、この道の達人や名人とされる諸先輩のお手伝いをしたりいっしょに活動する中で、学んだり盗んだりしたファシリテーションやコンサルテーションの極意を独自に体系化し手法化したもので主に構成されています。これまで、様々な研修コースや単発のワークショップの中で折に触れてお伝えし、好評を博してきたものを整理しなおして、研修コースに組み上げました。寄せ集めではない首尾一貫した方法論に基づく、完全にオリジナルなコースです。
 講座では、人間科学に基づいて、理論と実践のつなぎ目を徹底的に検証しながら、繰り返し練習することで、手法を自分のものにしていきます。
 国際協力分野はもちろんのこと、福祉、教育、地域活動などさまざまな公益活動に携わる方にとって貴重な学びを提供します。他では経験できない「目からうろこ」が落ちるような瞬間が、あなたにも訪れること請け合いです。
2007年の関西での開講を皮切りに、関西で2回、東京で2回の計4コースを、計34名に対して実施済みです。参加者からはたいへん高い評価を受けていて、中上級コース開催も強く要望されています。
4月からは、さらにグレードアップした講座をお届けできるものと確信しています。


講座の詳細はこちら
posted by あいあいネット at 14:04| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月13日

インドネシア・グヌンハリムンサラク国立公園からの報告

寒い日々が続いていますが、いかがお過ごしでしょう。あいあいネット・長畑です。

当会では、次のような勉強会を企画しました。インドネシアの国立公園で住民と協働した自然資源管理を目指しているプロジェクトからの報告です。
久々の勉強会です。今回はJICA横浜のご協力をえて、みなとみらいにあるJICA横浜の会議室をお借りして行うことになりました。皆様、ぜひご参加ください!

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住民と協働した自然資源管理を目指して
〜インドネシア・グヌンハリムン・サラク国立公園の試み〜


国立公園は生物多様性を保全し、自然資源を保護していくことが主目的の国の施設です。しかしインドネシアでは、その国立公園のすぐ近くに人々が住むコミュニティがあり、そこの人々は自分たちの生計のために、場合によっては公園内の自然資源を活用していく必要性に迫られています。国立公園と周辺住民はいかにして共存できるのか。

JICAの技術協力プロジェクト「グヌンハリムン・サラク国立公園管理計画」は、国立公園管理にいかにして住民との協働を取り入れていく
かを模索してきました。このたび、同プロジェクトに関わる国立公園職員6名が来日し、あいあいネットの協力で2週間の研修を日本で行うことになりました。

そこでJICA横浜の会場をお借りして下記のように報告会を開催し、「国立公園と住民との共存」に向けた現地での取り組みと、日本の研修で学んだことを発表します。住民主体の自然資源管理や国立公園との協働、エコツーリズム等に関心ある皆様のご参加をお待ちしております。

日時:2月27日(水)午後7時〜9時
場所:JICA横浜 会議室1

(住所:〒231-0001 神奈川県横浜市中区新港2-3-1 Tel 045-663-3251(代表))
(JR京浜東北線桜木町駅またはみなとみらい線馬車道駅から徒歩)
(地図:http://www.jica.go.jp/yokohama/office/index.html#map
発表者:グヌンハリムン・サラク国立公園職員6名
参加費:無料

お問い合わせ・申し込み先:
いりあい・よりあい・まなびあいネットワーク(あいあいネット)事務局
(できれば事前にあいあいネット事務局までお申込みください)
169-0075 東京都新宿区高田馬場1-17-10 稲穂コーポ2A
TEL/FAX: 03-3204-1316
E-Mail: i-i-net@zj9.so-net.ne.jp
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2008年02月10日

「いりあい交流」第2弾:キックオフ・ワークショップ(その2)

「いりあい交流」担当の増田です。

前回につづき、先日の「いりあい交流」第2弾の様子をお伝えします。

■1月23日(トンプ2日目)

「文化や権利のことばかりでは、(映像の内容は)ノスタルジックなものになってしまう。そうならないためにも、トンプの暮らしのベース(たとえば経済のこと)について具体的に把握することが重要」

トンプに上がる前の話し合いで、このような問題意識が共有されてきました。そこで、この日はいくつかのグループに分かれて村の方々から話を聞こう、と予定していました。
が、朝食の準備が遅れ、一同が出発したのは午前11時半頃、、、。それでも、どのグループも1〜2世帯ほどから話を伺い、夕方には戻ってきました。

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それぞれのグループが聞き取ってきたことを、集会所で書き出してみました。

そこでわかったのは、以下のようなことでした。

・ほとんどの世帯が稲作をしているにもかかわらず、一年分に消費する量を収穫できず、米を市場で購入している。
・焼畑の面積は、それほど広くない(0.5〜1ヘクタール程度)。
・近年は栽培している稲の種類も、それほど多くない(1〜数種類)。
・焼畑の耕作時期も、世帯ごとにバラバラ。
・ごく一部では稲を植えず、カカオやその他の換金作物(クミリ、トウガラシ、トマト、マメなど)が主たる収入源となっている。

そのうちにトンプの人たちも集まってきましたので、浮かび上がってきた疑問点を尋ねてみました。すると、村の人たちは口々に話しはじめました。

「昔の焼畑はもっと広かった」
「昔は、山麓の人がトンプまで米を買いにきていた」
「最近の若者は稲作をしようとしない」
「稲作は大変。なにが大変かというと、収穫前にずっと(鳥獣害の)見張りをすること。カカオを売って、米を買った方が楽だ」
「最近は、季節の移り変わりが読めない。だから、皆、それぞれがよいと思う時期に焼畑を開いてしまう、、」

どうも、かつては焼畑のカレンダーは大方定まっており、誰かが火入れをしたら、その後にはもう森を開いてはいけないといったルールもあったようでした。強制移転でいったんトンプを離れた人がバラバラと戻ってきたこと、近年の気候変動、換金作物栽培の浸透、世代間の意識のちがい、とさまざまな要因が重なって、現在のような状況になっているようでした。

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映像記録の共同作業が、トンプの方々にとっても、私たちにとっても、日頃の暮らしについて考えてみるきっかけとなれば、と思います。

あるとき、ママ・ジャニー(ラングさんの奥さん)は、こんなことを話しました。
「政府は子供のための学校をもってくる。モトコ(島上さん)たちは大人のための学校をもってくる」


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2008年02月07日

「いりあい交流」第2弾:ワークショップを開催しました

「いりあい交流」担当の増田です。
トヨタ財団より助成をいただきながらの映像記録の共同制作活動。1月20日から27日までインドネシア・中スラウェシを訪問し、映像記録に関心をもつ現地のメンバーと第1回目のワークショップを開催しました。

当初の計画では、「民族文化映像研究所(以下、民映研)」のカメラマンである澤幡正範さんにも参加いただき、これまで農山村の映像を撮られてきたご自身の体験をお話しいただくことになっていたのですが、ヴィザの都合により今回は実現しませんでした。その他には、トヨタ財団の楠田さんが視察のために参加されました。
 
ワークショップは計5日間。第1日目と第5日目はパルでオリエンテーション、第2ー4日目は映像記録を計画しているトンプ村を訪問しました。以下では、そのときの模様をお伝えします。



第1日目(1月21日)

パル市内にあるNGO「バンタヤ」事務所の庭先に建てられたカランパ(集会所)で、メンバー一同が顔を合わせ。パルの若者メンバーは10人ほど。今回は、ジョクジャカルタでNGO"INSIST"を主宰されるルムさんにも参加いただきました。ルムさんの司会で、今回の映像記録作業での目的や方法を議論しながら共有。

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(バンタヤの庭先のカランパで議論。カランパは、トンプの人々がわざわざ山を下りてきて建ててくれたもの。)


まず、中心テーマとして「稲(米)」に焦点を絞ることになりました。ただし、ルムさん曰く「村の文化や権利擁護の側面ばかり追い求めてはダメ。じっさいに村の人が生活してゆく上での、経済的なことにも目を向けてゆくことも重要だ」。たとえば、どれだけの食料や生活用品が自給できていて、どれだけのものを外部で購入しているのか?暮らしを立てるのに、どれだけのお金が必要なのか?どんな現金収入源があるのか?などなど、、、。
そのような次第で、翌日からのトンプ訪問では実際に村人の生活の経済的な側面について具体的な話を聞いてみようということになりました。

夜は、日本から持参した民映研の映像作品やルムさん自作の映像作品を皆で鑑賞することになっていましたが、停電のためあえなく中止、、、。

burning.jpg
翌日はトンプへ。なんと焼畑への火入れを見ることができました。




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posted by あいあいネット at 17:47| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | いりあい交流 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする